Soup Stock Tokyo

Vol.74 Laugh 巴山智恵さん 島田奈美さん

「はたらく」と「からだを整える」

からだを整えることで、健康な毎日を送ることができる。わかってはいるけれど、日々仕事に家事にプライベートに慌ただしく追われていると、つい疎かにしてしまいがちです。今回、生活に身近な「からだを整えるための習慣」を教えてくださった「Laugh(ラフ)」の巴山智恵さんと島田奈美さんに、忙しい生活の中でも上手に習慣を継続できるコツと、からだも心も笑顔で過ごすための秘訣について伺いました。

心まで笑顔になるために

― お二人がLaughの活動を始められたきっかけは何ですか?

― 巴山智恵さん(以下巴山)

私は約10年間ヨガやメイクの仕事に携わってきましたが、料理教室をしていた母の影響もあり、食からつながる健康と美容に興味を持っていました。ヨガは11年前、偶然参加したレッスンがきっかけです。初めは興味本位でしたが、レッスンが終わる頃には何だか心が軽くなって、気持ちまで前向きに変われたんです。その体験が衝撃的で、もっとヨガを深く知りたくなり、翌日にはスタジオに履歴書を送っていました(笑)。そこからヨガインストラクターを経て、昔から夢だったメイクの仕事に就きました。

憧れだったメイクの仕事。美容部員、TV、雑誌、ウエディング等、相手を笑顔にできる事にやりがいと喜びを感じた一方で、仕事に没頭し、生活は不規則になっていました。すると徐々に肌やからだに不調が表れるようになって、人をキレイにしたいと思って叶えた仕事なのに、自分自身がボロボロになってしまったんです。ヨガスタジオの生徒さんの中にも、仕事のストレスが原因でからだに疲れが溜まってしまう人もいます。

きちんと食べる、眠る、早起きする。そういう当たり前の習慣こそが大切です。情報だけでなく自分の心地よさを基準にライフサイクルを見直した所みるみる元気になりました。肌、心、からだは繋がっています。私たちが生き生きと働くことで健康になる人が増えていくそんな新しい仕組みを生み出したいと思い彼女と2人で去年の秋から活動を始めました。

― 島田さんは「食」に携わるお仕事を長く続けてこられたそうですね。

― 島田奈美さん(以下島田)

はい、管理栄養士として、企業の社員食堂でメニューを考えたり、栄養のカウンセリングを行ったり、「食」の面から健康を支える仕事に関わってきました。私もかつて20代半ばの頃、仕事を頑張りすぎてからだの調子を崩してしまったことがありました。そんな時にヨガに出会ってからだを感じる心地よさに目覚めたんです。一旦すべてを手放す決意をし栄養学から離れた時期もありました。

食事の選択はかなり感覚的になり、それはそれで楽しかったのですが、趣味で社交ダンスを始めた時、踊れる体力がなかったんです。そこで栄養学の知識に沿って、生活を見直し食事を変えたら、どんどんからだも変化して。「毎日の食事がからだを作る。」そんな当たり前のことを改めて実感しました。今はフリーで管理栄養士の仕事を続けながら、Laugh の想いに共感し一緒に活動をしています。

一つずつでOK。マイペースで継続することで自分の自信に

― 今回教えていただいた「からだを整えるための習慣」はどれも日常に身近なことばかりで、生活に取り入れやすいなと思いました。うまく継続していくためのコツはありますか?

― 巴山

まずは一つだけでいいので実践してみることですね。例えば「自分にとってどんな朝が理想的か?」を想像してみる。「朝ごはんをなんでもいいから食べる」とか「カーテンを開けて朝日を浴びる」とか、すごく小さなことでいいんです。まずは一つ、続けてみる。

― 島田

そういう小さな成功の積み重ねが、自分の自信に繋がるんです。その一歩をできるだけ小さくするのがポイントですね。もう一つは、自分に対して褒め上手になること。仕事って、誰かのために尽くしたり、チームに貢献したりすることに幸せを感じることが多いと思います。人に接するように、頑張っている自分をもっと褒めていたわってあげる。そうすることで自分自身も少しずつ変わっていけるはずです。

― 確かに、適度に力を抜いて自分にあったペースで実践できたら、上手に習慣化できそうです。

忙しい毎日だからこそ、頭とからだを上手に休ませる

― けれど忙しい状況が続くと、つい無理をして自分に予想以上の負担をかけてしまうことも。もし、心とからだのバランスが崩れてしまった時はどうしたらいいでしょう?

― 島田

まずは食ですね。やっぱり食事はからだを作るし、脳や感情の機能にも影響します。忙しいと食事や睡眠は後回しにしてしまいがちですが、カウンセリングでも「まずは食べてください!」と言っています。それからからだにいい食事を摂る前に、からだの血の巡りを良くして、栄養が行き渡りやすい状態を作っておくことも大切ですね。

― 巴山

かつて体調を崩した頃は、頭もからだも酷使し過ぎていました。でも気付かないものですよね。そうやって頑張りすぎている方が多いように感じます。そんな時は自分の好きなことをひたすら楽しみました。本を読んだり、映画を見たり、ゆっくりお茶を飲んだり。大切なことを見失ってしまわないためにも、自分に向き合う時間を作るって大事だなと思います。

― 島田

「心地よさを味わう」体験も大事ですね。アロマの良い香り、触り心地のいいシーツ、着心地のいい服とか、特に女性は五感を心地よく満たしてあげることが、ストレス解消にもつながります。

― 最後に、毎日を笑顔で過ごす秘訣は何だと思われますか?

― 巴山

何事も溜め込みすぎないことですね。それから職場の仲間でも家族でもいいので、何でも話せる仲間を作る。辛いこと、悲しいことがあったら思い切って口に出す。例えば自分の部屋のクローゼットも、服がぎゅうぎゅうに詰め込まれていたら、服選びも面倒になってしまいますよね。それよりも、空間に少しゆとりを持たせるだけで、服もスムーズに選べるし、何より自分の気持ちに余裕が生まれます。

― 忙しく働く毎日だからこそ、頭とからだを休ませて自分自身に向き合う時間を持つ。そういう心の余裕を持つことが、楽しい毎日を過ごすために大切なのかもしれませんね。

Laugh(ラフ)

朝を心地よく迎えるためのライフスタイルを提案“心まで笑顔にする仕事”をコンセプトに個人レッスンから活動をスタートさせる。インテリアショッ プ、スポーツブランド、レストランなどライフスタイルカンパニーとのイベント企画も多数手がけ企業研修など人材育成の分野にも参画。自由が丘 のプライベートサロンは訪れると心地よさを体感できる場所。ヨガやメイク、栄養学のレッスンを開催しています。詳細はウェブサイトをご覧く ださい。

巴山智恵

Laugh 代表。料理教室をしていた母の元で育ち、食から繋がる健康や美容に興味をもつ。10年間ヨガとメイクに触れ、美容部員、TV、雑誌、講師など様々な現場を踏む。自分自身も、関わる全ての人も健康に毎日を過ごせる生き方がしたい、そんな思いからLaugh を立ち上げ新しい働き方と暮らし方を作っている。

島田奈美

管理栄養士、ヨガインストラクター。医療機関にて栄養カウンセリングを行う。その他予防医療を軸に幅広い活動を展開中。趣味は社交ダンス。栄養面でダンサーの健康を底上げする活動はライフワークとなっている。

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