昨年は世の中がすこし変わり、こうすべきか、しないべきか、どちらか選ばなければならない場面が多々ありませんでしたか?
私は生まれ育ったふるさとへ帰省するか、しないかを選びました。
遠く離れた場所に住む家族、久しぶりのおやすみで、やっと会えるかもしれない。しかし、本当は帰りたいけれど、という心をうまくごまかして、また次の機会を選びました。
ちょっと寂しいな、悲しいな、元気になりたいな。そう思う時、私はいつも行くご飯屋さんのことを考えていました。
お料理がおいしく、清潔感もあり、何より、おもてなしが温かい。
強く心に残らなくても、当たり前のように頭に浮かぶ。そんな店でした。
「前行っていたあのご飯屋さんにまた行きたいな」「あそこのスタッフの○○さんどうしているんだろう」
アトレ四谷店も、お腹が空いたな、元気になりたいな、と思ったときに、ぽっ!と皆さまの心に浮かぶような、そんな店にしていきたいです。
そのためにも、私の好きなご飯屋さんと同じように、当たり前においしく、当たり前に掃除をし、当たり前におもてなしをする。
スタッフ全員が『当たり前』の大切さを知っていて、行動できる。
そんな雰囲気を作っていきたいと思います。
幼い頃、週に1度、母と2人で祖父に会いに行き、
祖母のいる病院へお見舞いに行くのが私たちの決まりでした。車で片道2時間半。
なかなか時間をとることが難しく、病院への行き来で精一杯。
少し疲れてしまった私たちが、祖父とともにみんなで夜ご飯を食べる時間、決まって祖父は「誰かと食べるご飯はおいしいね」と満面の笑みで言ってくれていました。
食卓に並んでいるのは、いつもと変わらない普段のご飯。それでも、「おいしい、おいしい」と喜んでいる祖父。
きっと、味よりも、誰かと共感しあえること、
その空間こそが祖父にとって喜びだったのだろうと思います。
広尾店はSoup Stock Tokyoの中でも数少ない路面店。よりお客さまの生活の近くにあると感じています。
少し大袈裟かもしれませんが、「いってらっしゃい」「おやすみなさい」と言い合える、そんなやさしい関係性で、『もう1つのおうち』のように、くつろぐことができる空間でありたいと思います。
いつでも皆さまのご来店をお待ちしております。
「好きなスープはどれですか?」
「そのスープのどこが好きですか?」
私たちには、伝えたいことが山ほどあります。
そのスープならではの個性があるのです。
スープ一つひとつが、ストーリーと背景を持っています。
ある秋、「このスープすごくおいしいですね」と
声をかけてくださったお客さまに、毎年秋は、アートから着想を得たスープをご用意していること、このスープもある絵画をスープにしたものであることなど、そのスープのストーリーをお伝えしました。
「そうなんですね…!」と、お客さまはそのスープをお気に召してくださったようで、毎週決まって、店を覗きに来てくださいました。
販売シーズンが終わるころには「来年も出ますかね…?」ととても名残惜しいご様子で。
その店を離れた今でも、あのスープが販売されると、お客さまはきっとどこかの店で食べてくれているかな…?と思い出します。
お客さまにとって、ひとつのスープが特別なものになる。
そんな瞬間と、そしてたくさんの笑顔に出会えるような1年になりますように。
そう願っています。
昨年は日々変化がある中で、慌ただしくもあっという間に1年が経ってしまったなぁと感じます。
さまざまな選択を迫られ、思い悩むこともありましたが、そんな中でも、東京オリンピックが開催されたのを印象的に感じています。
選手の努力が結果になっているシーンをテレビ越しに目にして、とても勇気をもらいました。私も学生時代はサッカーをやっていたので、その努力や苦労がひしひしと伝わってきました。
こんなに鳥肌が立つほど感動したオリンピックは、個人的にはないのでは、と思うくらいでした。
今の仕事は、サッカーに似ているものがあると感じます。
ルミネ新宿店のスタッフは、一人ひとりが違ったプレイヤーであり、それぞれの得意を活かして日々働いてくれています。
みんなが、それぞれ、お客さまにお歳暮をどうやって届けようかと懸命に計画を立てている姿や、やり切って良い年を迎えよう!と一生懸命に取り組んでいる姿を見て、サッカーと共通する部分がとても多いなぁと感じました。
私は、『店長』という監督兼プレイヤーとしてチームを牽引していく立場にあります。
それぞれが、店を自分のものとして考え、すべてを本気でやりきる。そんなチームづくりをしていきたいです。
初めて店長を務めてから、気持ちがいっぱいいっぱいになり、お客さまのために何ができるのか、働く仲間のためにただ必死に日々の業務に向き合うだけの自分になってしまった時期がありました。
本当に自分がしたかった仕事ってなんだっけ。そんな中思い出したのが、入社のきっかけをくれた、『Soup for all!』という、いつでも、どこでも、誰にでも、おいしいスープを、という私たちが大切にする考え方でした。
その中でも私が特に実現したいのは『咀嚼配慮食や嚥下食』。きっかけは、管理栄養士を目指し、病院食を学んだこと。
『健康な人=おいしい食事を摂れる』ではなく、多様なアプローチで患者さんに満足のいく食事を召し上がってもらう。食への想いの軸として、この気持ちは今でも忘れていません。
病院・医療機関で患者さんに対して食事の指導や治療の手助けを行うために学んでいたので、一見ただのスープ屋だと、少しフィールドが違うように見えるかもしれません。
ですが、一部の店で試験的に導入していた咀嚼配慮食やこれから挑戦していきたい嚥下食だけではなく、皆さまにおいしい食事を召し上がっていただきたいと思う心は同じです。
スープを求めてくださる全ての方に、おいしく召し上がっていただきたい。
お茶の水店の店長として、まずできるところから実現してまいります。
私はアルバイトスタッフから社員になりました。
そして、社員になって間もない頃、東京から福岡への、転勤が決まりました。
初めての福岡、初めての家探し、初めての一人暮らし。わくわくした気持ちを抱く反面、知らない土地で働く不安や、誰も知り合いがいない寂しさもありました。
福岡での勤務1日目、緊張してどうしようもない私の心をほぐしてくれたのは、Soup Stock Tokyoの存在でした。『オマール海老のビスク』や『東京ボルシチ』、カレーが漂わせる、おいしそうな香り。聞き覚えのあるBGM。
そんないつもの『おいしい』と、いつもの『店の存在』が私を安心させてくれたのです。
Soup Stock Tokyoであれば、東京でも、福岡でも、いつもの『おいしい』と、いつもの『店の存在』に触れることができる。
私がかつてそうであったように、多くのお客さまにとっても、Soup Stock Tokyoが『どこに行っても安心する場所』であってほしいと思います。
転勤先、出張帰りの空港、少しだけ遠い、景色の綺麗な場所。日本を飛び出し、海外にあってもいいかもしれません。どこに行ってもここだったら安心できるなと思える。
横浜ランドマークプラザ店が皆さまにとって、そんな『いつもの場所』になれるように。
そう願い、今年も頑張ってまいります。
毎週木曜日、習い事の帰りに立ち寄ってくださるお客さま、店内のBGMを心地よく楽しんでくださるお客さま、『ゴッホの玉葱のスープ』が好きなお客さま、必ず奥さまの椅子を引いてあげる素敵なご夫婦のお客さま。
「今日はあのお客さまはまた来てくださるかな、
私たちの顔を覚えてくださっているかな」と、それぞれのお客さまを思い浮かべながら店に立っています。
私はアルバイトからSoup Stock Tokyoに入社しました。今年で8年。
さまざまなお客さまとの出会いや経験が糧となり、いつしか店長を目指すようになりました。
そんな私が目指すのは、立ち寄りたくなる笑顔がある店。
一緒に働きたい!と思った人を採用し、こんな店をつくりたいと日々丁寧に伝えています。
人を育てることはうまくいかないことも多く、自分の未熟さを痛感する毎日。
ただそれでも、最高の仲間たちがそろっていることは、胸を張って言えます。
私たちがお客さまの顔を思い浮かべるように、お客さまがラシック店のことを想うときに、私の大切な仲間たちの笑顔も一緒に浮かんでくるような店をつくっていきたいです。
2022年も沢山のお客さまとの出会いを楽しみにしております。
最近、小さな幸せを感じることがありました。
「いただきます!」「ごちそうさまでした!」と、お子さまの元気な声がフロアから聞こえてきたのです。
私たちSoup Stock Tokyoが名古屋駅にある意味を、自分なりに考えてみました。
『日々楽しく、頑張りたいから、おいしいスープを食べる』。お客さまにとっての『食べる場所』として存在したい。
お仕事をされている方、楽しみだった休日のひと時、旅行の合間、過去の自分を乗り越えた新しい自分へのご褒美。
「いただきます」を合図に、元気になってくれるような素敵な場所として、かつ、Soup Stock Tokyoらしい隠し味のように、笑顔でスープをお渡しできたらと思います。
昨年、女性のお客さまがうれしいお声を届けてくださいました。
「いつも笑顔でこちらも元気になれる」と。返却されたトレーの上には、「久しぶりに食べておいしかったです。コロナ禍ですが頑張りましょうね」と書かれたお手紙も置かれてありました。
この場を借りてお伝えします。
私たちこそ日々元気をいただいています。ありがとうございます。
『おいしく食べる』を本気で考え、スープと心を届けたい。「ごちそうさまでした」と体いっぱい感じてもらえるような店にしたいと思っています。今年もどうぞ、お付き合いくださいませ。
オンステージ。
これは、私が常に自分の店に願っている姿です。
私は宝塚のミュージカルが大好きです。
数年前、はじめて店長になる際、何を手本にすればいいのか、どんな店にすればいいのかと悩みました。
そんなある時、私の頭にふと、大好きな宝塚の組のトップスターさんの顔が浮かびました。
この方のようにみんなに憧れられて、ついて行きたい!と思ってもらえるような店長になろう、と考えました。
そう考え始めると、イメージがどんどん沸き始め、いつもの店がキラキラと輝くステージと重なりました。
店という舞台の上で、みんなで輝いて働きたい。そんな思いから、スタッフには『常にお客さまに見ていただいている』ことを忘れないよう、伝えています。
それはSoup Stock Tokyoがとても大切にしている
『表現すること』に他なりません。
『店』というキラキラ輝くステージ上で、自分らしい表現を通じて、ご来店くださるお客さまへのおもてなしを続けていきます。
私はこのアトレ目黒店で、初めての店長を務めています。地元に根付いた小さな店ではありますが、日々多くのお客さまに利用していただいていることをとても嬉しく感じております。
初めての店長という大役にとても緊張していますが、私はこの店を、『目黒で一番愛される店』にしたいと思っています。
新卒で入社して3年目、今では店に立つことが大好きな私ですが、以前は一歩踏み込んで『おもてなし』することが得意ではありませんでした。
そんな私に、人前に立つことの楽しさを教えてくれたのが、一緒に働く仲間の存在でした。
お客さまに声をかけるのが得意なスタッフ。
常連のお客さまの好きなメニューを覚えて「いつものですね」とお声がけをしているスタッフ。
仲間を真似していろいろな表現をしていくうちに、いつの間にか自分自身もお客さまに対して積極的におもてなしをすることが好きになっていました。
これまで出会ってきた仲間たちと同じように、アトレ目黒店にも自分らしいおもてなしが得意なスタッフがたくさんいます。
私がたくさんの仲間のおもてなしから影響を受けてきたように、それぞれの『おもてなし』を賞賛し合い、より多くのお客さまに寄り添い、愛される店にしていきます。
言葉を届ける仕事に就きたかった、大学生の時の私。とにかく出版社をかけまわる就職活動を経て、唯一受けた飲食の会社である、Soup Stock Tokyoで働くことを決めました。
思い返すと、面接の時に言われた『Soup Stock Tokyoは店が1番の広報』という言葉が決め手でした。
ただ、そうは言っても店の運営で精一杯。入社してからは目の前の仕事の忙しさにかまけて、広報らしい仕事なんてできていないなと反省するばかり。そんな時、店でお話させていただいたお客さまから1通のお手紙をいただきました。
「帰宅後もなんだか幸せな気分でした」
慣れない仕事も多く、目まぐるしい日々ですが、こんな私も会社の『広報』になれているのかな、と感じられた瞬間でした。
そんな心温まるお手紙をくださるお客さまをはじめ、たくさんの素敵なお客さまと出会えるこの場所で日々働けていることを、幸せに感じています。
西武新宿店に足を運んでくださるお客さま一人ひとりが、帰宅後に思い出すその日の1シーンになるような時間を過ごせますように。
今年もおいしいスープを準備して、スタッフ一同お待ちしております。
20年以上、Soup Stock Tokyoと共に歩んできた私。ブランドの成長、さらには時代の流れを肌で感じてきました。
これほど『食べること』について考えさせられる日々は、20年間の中で初めてで、店にお客さまが来てくださることが当たり前ではないということに日々気づかされています。
私は、おもてなしに関して細かく指導することはありません。自ら考え、それぞれが素敵だなと思う接客をし、お客さまの笑顔が増えること。それが私の理想です。というのも、時代も会社も変化していく中で、長く続けてこられたのは、自分で考えて行動することの楽しさを知っているからだと感じているためです。
よく考え、自分なりの答えを出し、行動する、そしてお客さまが喜んでくださる。こんなにうれしいことはありません。スタッフのみんなにも、この楽しさを知ってほしいと思っています。
これからも背中で見せ、自ら考えてもらうきっかけを作っていきたいです。
私はこれまで、さまざまな地域に住んできました。 福島、新潟、東京、大阪、神奈川と転々としてきましたが、慣れない土地で特に心がけていたのは『感謝を伝えること』でした。
学生時代、初めてのアルバイトで印象に残っていることがあります。お客さまの前に立つことが初めてで、とても緊張していた私。コーヒーを受け取ったお客さまが私の目を見て、「ありがとう」と言ってくださったのです。
初めてお客さまと接した私にとってそれは、涙が出るほどうれしい出来事で、今でも鮮明に覚えています。
あの経験から、感謝は必ず相手の目を見て伝えたいと思っています。
ラゾーナ川崎店の仲間たちも、お客さまや一緒に働く仲間への感謝を大切にできる人になってもらいたい。
提供の際やお帰りの際、お客さまをしっかりと見て「ご来店いただきありがとうございます」の気持ちを伝える。目を見て「ありがとう」と伝えることで、相手の気持ちがぽっと温かくなるかもしれない。
ちょっとだけ元気になるかもしれない。
これからもそんな店づくりを続けていきたいと考えています。
私は、Soup Stock Tokyoを『楽しく働き続ける会社』にしたい。店長としての経験も長くなってきた今、どんなことに挑戦したいだろうと考えていた時に思ったのは、一緒に働く仲間が楽しく働き続けるようにしっかり支えていきたい、ということでした。
私は子どものころから、自分のためよりも、誰かのために何かをしてあげたいと思う人間でした。
同じ学校に通った友達も、同じ会社で働く仲間も、困っている時には手を差し伸べてあげたい。
大人になるにつれて関わる人は変われど、その気持ちは変わっていません。
一緒に働いているうちに互いの距離が近くなっていき、お互いの価値観を共感することでつながり、仕事を楽しいものだと感じる。それが一番大切だと思っています。
『ここで働き続けたい』と思える店を作っていきたい。
日々、一緒に働く仲間が 「この店で本当に良かったです!」や 「みんなとも仲良くなれて、楽しい!」とスタッフが言ってくれることは、私にとって何にも代えがたいやりがいのひとつです。
私はいつも『また来たい(期待)店』を目指して働いています。
お客さまからいただいた、心に残っている言葉があります。それは、「満足しました。これで仕事頑張れます」というもの。きっと、皆さまにこう思ってほしいからこそ、自分はこの仕事を一生懸命に頑張れているんだなと思えました。
ただ実は、この言葉をいただいたきっかけは、お客さまからの『ご指摘』だったのです。
残念なお気持ちにさせてしまった申し訳なさでいっぱいのなか、店のことを想っての言葉はとても心に沁みて、どうしたらよかったのか、今後どうしていくべきかをとても考えました。
もう来ないという選択肢もあるなか、また来たいと思ったからこそ感じたこと、その考えを伝えてくださったことに、今とても感謝しています。
私たちが毎日のようによそうスープやカレーは、お客さまにとっては大切なお食事の1回であること。一人ひとりのお客さまに対して、丁寧に心を込めてお食事を提供し続けていくことが責務であること。
それらを改めて考えさせられた出来事でした。
今日も笑顔でお出迎えをし、商品に愛情を持ってお伝えし、また来たいと思ってもらえるような店でありたいと思っています。
「おかえりなさい、遠かったべ。」
地元の駅まで迎えに来た母が、いつもかけてくれるひとことです。
私は遠く離れた地元を出て、今年で6年が経ちました。新型コロナウイルスの影響を受けて、帰れて当たり前、会えて当たり前、ではなくなりました。そんな中での、久しぶりの帰省。内心不安でしたが、「おかえりなさい」と温かく迎えてくれた家族や友達にとても安心したことを覚えています。
私は、この丸の内オアゾ店を、 これからもっとたくさんの「おかえりなさい」を集める店にしたいと思っています。
なぜなら、私自身が、 丸の内オアゾ店に「おかえりなさい」と言ってもらった1人だからです。
一度目はスタッフとしてこの店にいましたが、二度目は店長として、2021年の2月に帰ってきました。
丸の内オアゾ店には常連の方も多くいらっしゃいます。その方々のいつものメニューを私たちが覚えていたことを喜んでくださったのが、すごく嬉しかったです。
「おかえりなさい」と言ってもらえる場所のありがたみを地元への帰省や丸の内オアゾ店で再認識したように思えます。
私にとっての地元がいつでも帰れる場所であるように、丸の内オアゾ店が、お客さまにとってのいつでも帰れるようなあたたかい場所であるように「おかえりなさい」を伝えます。
私は大学時代、ラクロス部でキャプテンを務めていました。日々『勝ち』を目指す中で、一人ひとりのモチベーションを高めることこそが、何よりも大切でした。
だからこそ『誰かの体温をあげること』を大切にしているこの会社に入社することを決めたのです。
そんなきっかけで食を扱う仕事を始めたことで、日々さまざまなことに取り組める自分であり続けるために、『食』の存在があることに気が付きました。
大学時代に、もっと食べるものを意識していれば、あと1歩を掴むことができたかもしれない。
後輩たちがそんな後悔の気持ちを抱かないように、Soup Stock Tokyoだからこそできることが、きっとあるのではないかと思っています。
まずは今、店長をしながらプライベートで大学生チームのコーチを続けている私が、食べるということが単なるエネルギー補給ではなく、日々さまざまなことに挑戦し続けるための大きな役割を果たすということを学生たちに伝えていこうと思っています。
そしていつか、Soup Stock Tokyoがスポーツチームとタッグを組む、そんな私の夢を叶えたいです。
昨年の春、大好きだったご飯屋さんが突然閉店しました。
連勤を頑張った後や抱えていた仕事がひと段落した際、自分へのご褒美としてよく利用していた、あの店。 食事はもちろん最高、それにくわえて「ありがとうございました!」の挨拶が毎回びっくりするほど大きくて。 店を出るときには、なぜか不思議と元気になっていました。
『続けていくこと』の難しさを痛感したこの1年。この状況下、自分の店はどうなってしまうのだろう、と不安に思ってしまうこともありましたが変わらず来てくださる方、声をかけてくださる方、Soup Stock Tokyoを選んでご来店くださるお客さまの存在が、私を前向きな気持ちにさせてくれました。
昨年Dila大崎店に来てくださった皆さま、改めて感謝いたします。
世の中が少し落ち着いた今、私が大好きだったあのご飯屋さんのように、お客さまが私に元気をくれたように、今度は私が、お客さまを元気にできるような店を作っていきたいと思います。
高校3年生の3月から、Soup Stock Tokyoでアルバイトとして4年間働いていました。
そして今は、1人の社員として働いています。
Soup Stock Tokyoが好きだった、母の勧めで入ったのがきっかけで、今も働いているなんて、その頃は想像もしていませんでした。
私が働き続けようと思ったのは、尊敬する2人の店長に出会ったことでした。
その2人は、私がアルバイトとして働いていた店の店長たち。みんなが忙しく疲れているときもたわいもない話をし、私たちに頑張ろうと思わせてくれたり。スタッフ全員に表彰状を書き、仕事の賞賛をしてくれたり。
お客さまにこんなことをしたい!ということを全力で応援し、サポートをしてくれたり。
そのおかげで、Soup Stock Tokyoのおもてなし成果発表会に登壇し、発表する機会をもらえたのも大きな思い出です。
どんな時でもそっと背中を押してくれる店長がいたから、目の前の方を想い行動できる人になれたのだと思います。
当時の店長たちのように、今度は私がみんなの背中をぽんと押す側になりたいと思い、今ここに立っています。
目の前にいる方のことを想って行動し、誰かの背中を押せるような人として、生き生きと働いてくれますように。
未来へはばたく卵たちと、フレンテ明大前店でお待ちしています。
偽りや飾りを無くし、お客さまにも仲間にも、真心ある対応ができる人の集まりでありたい。そう思っています。
誰しもきっと、心が沈んでしまうことがあります。そんな時にSoup Stock Tokyoへ行くと、ぬくもりを感じる。そんな場所でありたいと思います。
学生時代、Soup Stock Tokyoのある店でアルバイトとして働いていました。
『おもてなし』にやりがいを感じ、仲間の温かさもあり、とても心地よく、居心地の良さを感じていました。ゆくゆく「もっと店を良くしたい!」という想いが芽生え、社員になることを決意し、今に至ります。
必ず声をかけてくださる常連さま。「親切にありがとう」「速いわね、感動しちゃった」などのお客さまからのお言葉や、ハツラツとした優しい笑顔。「店員さんのようなおもてなしができるように頑張る!」と書かれたお手紙。
「ありがとうと言っていただきました!」や、「仕事が本当に楽しいです!」といった、仲間からの言葉。私自身、お客さまや仲間の言葉から、元気をもらっています。
だからこそ元気がでない時、はたまた良いことがあった時、人の温かみを感じる場所に私たちがなれたらうれしいなぁと思います。
温かみのある店を目指して。
今年も、皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
私は、昨今のコロナ禍で、スープという商品が様々な場面で展開していくのを見て、そのスープが持つ可能性や広がりを改めて感じました。
新型コロナウイルスの影響が顕著になる前に、社員それぞれがSoup Stock Tokyoでやりたいことを発表する場がありました。
私はずっと、音楽が好きだったので、いつかSoup Stock Tokyo主催で音楽フェスをやりたい、という想いでエントリーをしました。
採用には至りませんでしたが、今やってみたいことのひとつとして変わらずにずっと心の中にひめています。
フェスの実現が難しければ、音楽から生まれるスープの開発を。アートから生まれたスープがあるぐらいですから、きっと、音楽からスープが生まれても楽しいはず。ひとつの材料(音)では成り立たないところは、スープと音楽の似ている部分だと思っています。
もしかすると5年後10年後には、Soup Stock Tokyoフェスが開催されるかもしれません。DJや生バンドがいる店が誕生するかもしれません。
そんな妄想とともに、ずっとSoup Stock Tokyoで働き続けていきたいです。
Soup Stock Tokyoのスープには、一つひとつ、ストーリーがあります。
旅の経験からできたスープ、会話の中から生まれたスープ、アート作品から生まれたスープ。食事とはかけ離れているようにも思えますが、それぞれ、私たちにいいきっかけを与えてくれます。
私には、ずっと好きな映画があります。
普段は見過ごしてしまうような背景や描写、しぐさのような、何気ない細部にもこだわりを詰め、丁寧に作られていて、観るたびに好きになる作品です。
そこに出てくるご飯はいつもいつもおいしそうで、「いつか私も食べてみたいなぁ」と思わせてくれます。あのヒロインが仲間のみんなに作っているシチュー、誰かを思い出して涙しながら食べているおにぎり、心細いときに大切な人が作ってくれたパン。
「いつか食べてみたかったあの食事」を、そのストーリーと共に、一杯のスープに込めお客さまへお伝えすることができたら。
そんな未来に近づけるよう、1歩ずつ前へ進んでいきたいです。
これからどんなストーリーが生まれるか、とても楽しみです。
私には愛犬のまめという家族がいます。
Soup Stock Tokyoでは入社選考で『好きプレゼン』という自分の好きを思いっきり伝えるプレゼンテーションをします。
3年前、私はまめとともに『好きプレゼン』をし、2人で採用されました。
Soup Stock Tokyoの一員でもあるまめ。
今はまだ癒し担当ですが、私には、この子と一緒に叶えたい夢があります。それは、ペットと呼ばれる家族と一緒にくつろげる空間を作ること。
そして、ただくつろぐだけでなく、動物たちと新しい家族をつなぐ、そんな場所を作りたいと思っています。
きっかけは、まめと一緒に暮らしはじめたこと。
動物のドキュメンタリー番組を観るようになり、家族がいなくなってしまった動物たちの実態を知るようになったからです。
Soup Stock Tokyoが大切にしている『Soup for all!』という考えは、人だけが対象ではないと私は思います。
スープを通じて、犬も猫もどんな動物も元気になれるブランドにすることが、私とまめが叶えたいこれからの夢です。
私は、人と話すことが大好きです。
家族や友人との何気ない会話、お客さまとのコミュニケーション、ふと立ち寄ったスーパーの店員さんとの立ち話。日常生活に溢れる人とのふれあいは、私にとって元気の源です。
ところがこの2年、当たり前が当たり前でなくなり、直接顔を合わせて会話することがほとんどなくなってしまいました。
今、普段の生活に戻りつつある中で、顔を合わせることの尊さをひしひしと実感しています。
直接話をすることで感じることができる言葉のパワー、相手の温度感、感動の共有。
こんなにも心がほかほかするのか!とうれしく思っています。
ルミネ北千住店を選びご来店くださるすべてのお客さまに、おいしく温かいスープと心地よい空間、私や店のパワーをお届けしたい。そう願いながら、私は日々おもてなしをしています。
思わず話しかけて驚かせてしまったらごめんなさい(笑)。
今年は皆さんと沢山お話しできればと思います。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
Soup Stock Tokyoはとてもありがたいことに、
多くの学生さんたちに、はじめてのアルバイト先として選んでいただいております。
たまプラーザテラス店でも、初めてのアルバイト先として選んでくれた学生さんが今までたくさんいました。
最初はスープの名前やトッピングを覚えるのも大変で、慣れない敬語に苦戦したり、緊張からなかなか笑顔になれなかったり。
そんなみんなに、いつも私は『笑顔で店に立つことの大切さ』を伝えてきました。
始めは笑顔がぎこちなかったスタッフも、みんな卒業するまでには店を任せられるまで立派に成長してくれています。
また、以前働いていた店では、常連のお客さまが「ここで働きたい」と面接を受けてくれて、一緒に働く仲間になったこともありました。
「店員さんと何気ない会話をしていくうちに、
ここなら安心して娘を働かせられると思ったんです」と言ってくれたお母さまがいたことも、きっとずっと忘れないだろうと思います。
私はこの店を、お客さまが、大切なお子さまの未来を託せるなと感じてくださるような、温かい笑顔あふれる店にしたいです。
ここでの経験が、お子さまの自信につながるよう全力でサポートいたします。
『Soup for all!』という考え方を大切にするSoup Stock Tokyoではベジタリアン対応のメニューやグルテンフリー対応のメニューなど、幅広いメニューを取り入れているのを皆さまはご存じですか?
私は、昨年ライフスタイルが大きく変わり、ベジタリアンになりました。
その理由は、保護猫の存在によるものです。
我が家には保護猫が4匹います。最初の2匹は、保護活動をしている方から兄弟で引き継ぎ、次の子は主人が高速道路に居たのを保護してきました。
1番のおチビさんは、昨年の夏、主人から「会社に仔猫が居るよ」と送られてきた写真を見た私が「一緒に帰ってきて!」と言い保護した子。
私にできることは些細なことですが、動物がみんな幸せになりますようにと心の底から思っています。
保護猫たちがきっかけで色々な情報を目にする機会が増え、命について改めて考えるようになったのが、ベジタリアンになったきっかけでした。
あくまで個人的な考えですし、人によってさまざまな事情がありますが、どんな人にでもおいしいスープをという私たちの大切な考え方、『Soup for all!』に改めて身をもって共感しました。
今後はもっとサスティナブルを意識し、食の多様性にも対応できるようなブランド像を描いていきたいです。
新型コロナウイルスの感染が拡大した2年間で、世の中はとても大きく変わりました。それはテルミナ2店も同じです。
しかし、1つだけ変わらなかった事があります。それは、こんな状況下でも、お客さまのこと店のことを考え、献身的に店を支えてくれた仲間たちの存在です。
外出制限や営業時間の短縮により出勤パターンが変則的になっても、快く協力してくれて、おもてなしの心を忘れず店に立ってくれました。
いつもと変わらない、おいしいスープ。心地よいおもてなし。
世の中の状況は大きく変わりましたが、テルミナ2店はほとんど変わることなく営業することができました。仲間がいたからこそ今の店があるのは、紛れもない事実です。
私は、そんな仲間がこの先もっと、楽しく生き生きと働ける店を目指していこうと考えています。
そうすることが、店の未来をより良いものにし、お客さまを温められるきっかけになると心から信じているからです。
そして何よりも、仲間が笑顔でいることが、私はとてもうれしいのです。
これからは、今までよりもっと、献身的に、堅実に、誠実に、大好きな仲間と店のために日々精進していきます。
新型コロナウイルスの状況下となって2年目の2021年でしたが、外出しづらい状況でも、多くのお客さまに足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
さて、Soup Stock Tokyoが大阪にやってきてから、約10年が経ちました。こんなに長く愛されているブランドになっているのは、紛れもなく来てくださる皆さまがいるからです。
「10年もいるんだからもっとお客さまと仲良くなりたい!」そう思った際に考えたのが、お客さまと共に、ルクア大阪店限定のスープを作ること。
なかなか旅行に行けない日々が続いているので、一緒に大阪を飛び出して、好きな国のスープを作って旅行へ行った気分になりませんか?
例えば、北海道の蟹スープ、韓国のトッポギスープ、タイのフォーのスープなど……。
使いたい素材をお客さまに投票してもらって選び、スープの名前までお客さまにつけてもらう。
そして最後にはみんなでおいしく食べる。
なんだか、考えているだけでワクワクします。
2022年が皆さまにとってワクワクするような楽しいことで溢れる1年になりますよう、心からお祈り申し上げます。
これまで、ecute上野店、成田空港店、コレド日本橋店、アトレ川崎店を経て、昨年の10月、ペリエ西船橋店に異動してきました。
私は千葉県在住40年です。
休日には南房総でサーフィンを、また富津の海から富士山を見ながらの海釣りや鋸南の山登りを楽しみ、館山の山奥でジビエをごちそうになったことも。
海、山の幸に恵まれ、自然豊かで風光明媚な千葉県。そんな千葉県唯一のSoup Stock Tokyoを背負う思いで、一生懸命努めてまいります。
西船橋駅は1日の利用者数が千葉県内で最も多い駅。出勤・帰宅途中にご利用いただくお客さまが大変多い店です。
まだご利用いただいたことのないお客さまには「いつもおいしそうな香りがするな?」「店内のお客さまがゆっくりスープを楽しんでいるな?」と。
ご利用いただいたことのあるお客さまには「今日はお粥を食べてから出勤しようかな」「今日頑張ったご褒美に、東京ボルシチだ!」と。
西船橋駅にたどり着く前から思い出していただける店を目指していきたいと思います。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
小学生の頃、私は山に囲まれている場所に住んでいました。ところがある日、マンションの建設のため、自宅前の山はすべて伐採。幼いながらにショックと、沸々とした気持ちが込み上げてきたことを鮮明に覚えています。
小学校の卒業文集には、将来は木を植えたり、環境を守れる大人になりたいと書いていました。
大人になった今、Soup Stock Tokyoで、そうなりたいと思う気持ちは変わりません。
スープのように人にも環境にも優しくて温かい世の中にしたいからここにいるのだと思います。
私は大自然の中にSoup Stock Tokyoを作ってみたいと妄想しています。
風を感じながら、スープをそっと食べる空間。
自然と共にスープがあったら、もっと優しい気持ちになれて、ちょっと世の中の体温があがるのではと思っています。
食材ロスからできるコスメなんかも売っていて。
Soup Stock Tokyoという場所で生み出されたもので店が成り立っている。自然と共存している店。 (これ本当にやりたい…!)
妄想は止まりません。
常連さまとそんな会話をきっかけに、スープを通して未来を考えるきっかけになる店作りをますますしていきたいと思います。
これからもお客さまの心と未来が少しでも豊かになれますように。
今年もよろしくお願いいたします。
この文章を読んでくださっているお客さまは今、元気でお過ごしでしょうか?
体だけでなく、こころもお元気でしょうか?
近頃は、頑張り過ぎてしまう人が多いせいか、こころの元気が足りなくなってしまう人が多いように私は感じます。
日々店でお客さまと関わる中で、ルミネ池袋店をご利用くださるお客さまの中にも、仕事で疲れているのかな、なにかあったのかな、と感じる方がいらっしゃいます。
私は、温かいスープを食べる、そのひと時がこころの活力になりますように、と思いながら日々働いています。
私は昔からこころの元気に関心が強く、大学時代には心理学を専攻していました。
また社会人になってからも書籍などを通じて知識を得る中で、「こころの元気は食と繋がっている、食を変えればこころも変わる」と考えるようになりました。
安心する店で、心も体も満たされる、温かいスープを食べる。そのひと時がこころの活力になると信じています。
「少し疲れていたけれど、ルミネ池袋店でスープを食べたら、少し気持ちが明るくなった」とお客さまが元気になってくださるような店、ひいては仲間も元気に働ける店。
それが私の描くルミネ池袋店の未来予想図です。
私の両親は、飲食店を営んでいます。
学生時代、私がまだ地元にいた頃は私もよく店に立ち、両親の手伝いをしていました。
店はいつも、常連のお客さんでいっぱい。
もちろん近所の方もいらっしゃいますが、少し店から遠くても、ついつい毎日来てしまうようなお客さんもたくさんいました。
「1日の終わりは他のお客さんと話しつつ、ご飯を食べてお酒を飲むの」
1番身近な『飲食店』は、人々の生活にスッと溶け込んでいるものでした。
私はこれから、もっとお客さまの生活に溶け込んだ店を作っていけたらと考えています。
その時に食べたいと思うものを自由に食べられるような、お客さまそれぞれの生活に溶け込んだ店を作りたいです。
こんな店をつくるのはもう少し先かもしれません。ですが、よりお客さまそれぞれの生活に寄り添った温かいおもてなしができるよう、まずは自分から頑張っていきたいと思います。
私は昨年秋に西宮ガーデンズ店に着任しましたが、こんなにもお子さま連れの多い店は初めてで、ご来店いただくお子さまの笑顔や笑い声に癒される毎日を過ごしております。
私自身、2歳の息子がいるため、外食の際は子どもが食べられるものはあるか、設備は整っているか、他の方に迷惑になるようなことは無いかなど、何かと気にしてしまいます。
親子で外食に行くと、親である自分たちはゆっくり食事ができないことが多いですよね。
こうしてお客さまの立場になり、「あったらいいな」のサービスを私たちからご提供させていただくことで、改めて感じたことがあります。
それは、家族で食事をするシーンにおいて、Soup Stock Tokyoの中でも、西宮ガーデンズ店を選んでいただけたら、とてもうれしいなぁということ。
お子さまはもちろん、ご家族にも、思う存分お食事を楽しんでいただきたいと考えております。
将来は、『託児所』のようなスペースを作れたらうれしいです。
スタッフがお子さんの相手をさせていただきますので、遠慮なくお声がけください。せめて店にご来店の間は、ゆっくりお食事なさってくださいね。今後もスタッフ一同力を合わせてお手伝いさせていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、マスクをつけるのが当たり前の1年でしたね。私たちの笑顔は、うまく伝わっていましたでしょうか?
マスク越しですが、私たちは笑顔を忘れないように、仲間同士で感謝を伝えるようにしています。
そのおかげもあって、毎日を笑顔で過ごすことができました。
誰かに感謝すること、笑顔でいること、きっとそれらは簡単なものですが、この世の中では、すこしだけ難しくなったような気がします。
私には、仕事をする時に心がけてる事があります。それは、みんなを笑わせること。仲間の笑顔を見たい一心で、マスクで隠れてる分、体で表現するときもあるぐらい(笑)。
体に負担は掛かりますが(笑)、充実した日々を過ごせています。
きっとそれは、店の仲間、お客さまがいてこそ成り立つものです。
店を任される者として、みんなに楽しいと思ってもらうことが、私の1番のこだわりです。
私の社会人生活は生活雑貨・ギフトの店から始まりました。もらった人も、送った人も、喜んでくれる笑顔が見たくて。
そんな前職時代、私のお休みの日の定番は、Soup Stock Tokyoでした。
スープは、大人から子どもまで楽しめる料理です。離乳食から咀嚼配慮食、時には猫のためのスープまで手がける私たちは、スープだけでなく、原材料やパッケージでも、『Soup for all!』という考えを大事にしています。
そんな想いに共感してくださる方をもっと増やすこと。そして、ライフスタイルとしてのSoup Stock Tokyoを世の中に広めていくことが私の次の役割です。
自社の商品だけでなく、私たちが自信をもってお届けできる新鮮な野菜やお米、調味料。時にはアート作品まで取り扱い、今日はどんな器でスープを食べようか、と楽しめる。
そこにはスープのことならなんでも知っているスープソムリエがいて、時には人生相談までしたくなるようなやさしい雰囲気で。
きっと、帰るころには「あぁ、スープっていいな」と誰しもが思うような、そんなシーンが生まれることが私の喜びです。
『スープ屋だけれど、スープだけではない』私たちのこだわりを知っていただけることが、私のSoup Stock Tokyoでの夢です。
2022年も、目の前のお客さまや仲間に誠実な姿勢で取り組んでまいります。
今年もどうぞよろしくお願いします。
私は7年前、このCIAL桜木町店にスタッフとして入社しました。
そして同じ目線に立ち些細なことで一緒に大笑いしてくれたり、いつも人を大切にしてユーモアに溢れる社員に出会い、いつしか私もこんな人になりたいと憧れるようになりました。
ただ、いざ採用面接を受けると、自分の気持ちを上手く表現できないまま最終面接の時間を迎えました。頭が真っ白になった私が言ったのは、「私は人見知りで、人を巻き込むことも得意ではありませんでした。でもここで働く中で変わることができたんです」ということ。
自然と口から出てきた言葉です。だからこそ、本心としてずっと覚えています。
アルバイトから社員へ、副店長から店長へ、人の人生を預かる責任やうれしさを感じられる立場になり、ご縁があって、CIAL桜木町店へ戻ってくることができました。
今はこの店で働く仲間が自分も知らなかった魅力や強みに気付くきっかけを作れる存在でありたいと思っています。
そんな魅力溢れる店で、今年もたくさんのお客さまにお会いできることを楽しみにしています。
私にとってSoup Stock Tokyoは、ほっとできるおうちのような場所です。
前職時代は、仕事で悩み、落ち込む毎日。
そんな時、はっとさせられたのはSoup Stock Tokyoでした。
「こんにちは」
「ごゆっくりお過ごしください」
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
何気ない声かけが温かくて、とてもうれしかったのを今でも覚えています。
特別なことをしなくても、誰かを温かい気持ちにすることができる。
私もその一員になりたいと思いました。
福岡パルコ店に異動してきて、もうすぐ2年になります。これまで訪れたことのないこの土地で、全てが1からのスタートでしたが、周りのサポートもあり、すぐに溶け込むことができました。
違う土地にいても、Soup Stock Tokyoを見ると安心します。
と同時に、家族や友人、仲間や常連のお客さまの顔が浮かんできて、身近な人を想うことができます。それは、私が前職時代に経験した温かいおもてなしがあったからこそだと思っています。
おうちのように安心できて、大切な人を想うことができる。福岡パルコ店を、そんな『帰りたくなる場所』にしていきたいです。
博多の店に着任となり、4か月が経ちました。
おいしいごはんに、過ごしやすい気候、住みやすい街。憧れていた地に来れたことを嬉しく思いながら日々を過ごしています。
Soup Stock Tokyoは『Soup for all!』という考えを大切に、いつでも、どこでも、誰にでも、おいしいスープを届けられるように取り組んでいます。たとえば、ムスリムの方向けのハラール対応スープや、赤ちゃんにもお召し上がりいただける離乳食など。
私の夢は自分の店で、食物アレルギーをお持ちのすべての方に召し上がっていただけるようなメニューのある、唯一無二のSoup Stock Tokyoを運営することです。
以前、別の店で働いていたとき、重度のアレルギーを持つお客さまに「食を選ぶことを諦めていたけど、Soup Stock Tokyoではアレルギー対応のメニューが多くあってうれしい」とお声をいただき、食に対して制約を抱えている方を救いたい気持ちが芽生え始め、知識を身につけ、困っているお客さまの味方になりたいと思いました。
博多にある飲食店の中で、「ここだったら安心して食べられる!」と思ってもらえる店にしていきたい。私にはそんな夢があります。
ある夏の日の出来事です。
家族連れのお客さまがいらっしゃいました。小学生くらいのお子さまが熱中症のような症状で、店に到着したとたん机に伏して辛そうなご様子。
余計なお世話かな。声、かけても大丈夫かな。
そんな気持ちで、スタッフ用に常備していた冷却シートを持って「大丈夫ですか?」と声をかけました。
しばらくお休みしたらすっかり元気になったお子さま。
帰り際には「ありがとう!」と感謝の言葉をいただけて、とてもうれしい気持ちになりました。
『少しの勇気と少しの行動でお客さまと心を通わせられる』と知った、私の大事な思い出です。
日々店に立っていると、さまざまなお客さまに出会います。楽しそうにお食事をしてる方もいれば、そうでない方も。どんなお客さまもここに来たらなんだかちょっと元気になれる。
そんな店を私は作っていきたいです。
会うたびに「今日はいいことがあった」と思えるような、ラッキーガールがいます。
それは、私の部屋の上の階に住んでいる大家さんです。
私が職場へと向かう朝、ポストの前でばったりお会いしたり、 果物をいただいたり。ふと「お元気かしら?」と思い出してしまう、おばあちゃま。背中をぽんっと押してくれるような、あたたかくて、やわらかくて、そっと包み込んでくれる人生の先輩。
「赤ちゃんからお年寄りまで、スープってみんな食べられるものね。本当にすごいわね」と彼女が私に伝えてくれた言葉は、私にとってのスープの存在をより一層大きなものにしてくれました。
そんな大家さんも、ご高齢のためお引越しをされることに。
ラッキーガールが遠くへ行ってしまうことは寂しいけれど、地方の病院や、ご高齢の方が多い地域など、もっとスープを知ってもらいたい方へも、
私たちの手で届けていけたらと考えるきっかけになりました。
そしていつか、彼女のような人生の先輩をスタッフに迎え、お客さまにおもてなしができるような店を実現させたいです。
今年も皆さまと皆さまにとって大切な人が健康に過ごせますように。
中目黒店の仲間たちとお待ちしています。
むかし、むかし、あるところに、Soup Stock Tokyoというスープ屋さんがありました。
メニューはいつも、たった1つ。毎日獲れたてのものだけを使って、シェフが心を込めて作っています。誰もが食べられて、毎日食べてもずっとおいしい、それはそれは不思議なスープでした。
そのスープを目当てに、毎日いろんな人が集まってきます。
ここに行けば、きっと誰かに会うことができる、日常のことをお話できる相手がいたり、学校が終わって店で待っていられたり。店の中で編み物をしている人、郷土料理をみんなにふるまう人もいます。
誰とでも交流できる、町の集会所のような場所でした。
食という字は、『人』を『良』くすると書きます。何を食べたかも大切ですが、誰と食べたかも同じく大切で、その両方があって初めて成立するものだと私は思います。
さまざまな食の取り組みを進めている私たち。
いつか、この昔ばなしのように、人や食の多様性、土地に寄り添った店があったと語られるような、そんな存在になれたらと思っています。
いつもご来店いただきありがとうございます。
2022年も星が丘テラス店を、どうぞよろしくお願いいたします。
週に1度来るコンビニエンスストアの移動販売。
私の祖父が老人ホームに入っていた時、いつもこの日を心待ちにしていました。好きなお菓子を買うことはもちろん、何よりスタッフの方との「その洋服かっこいいじゃん?!」「プレゼントにもらったんだよ」そんな会話ができることが楽しみで、いつもその日は朝からソワソワ。
移動販売車の到着1時間前から財布を握りしめては、時計を何度も見ていました。
『Soup for all!』いつでも、どこでも、誰にでも、おいしいスープを。『たった1人』が大切で、『たった1人』ほど、見放せない。
私がSoup Stock Tokyoに共感する想いの1つです。
店に来てくださるお客さまだけでなく、店に来られないお客さまにも自ら届けに行ける。
そんな移動できる店で「最近少し疲れ気味で…」と伺えば、胃に優しいスープを。
「家族で誕生日会やるのよ」と仰れば、とびきり特別感のあるスープを。
そんなふうに、近い将来、移動販売でスープを届けることができたら、私たちからお客さまの日常に寄り添うことができたら、と祖父の姿を重ねながら 妄想しています。
私が妄想している店の未来予想図、それは『時間を忘れて過ごせる楽しい店』です。
2021年は、コロナ禍で思うように過ごせず、時間が過ぎるのをとても遅く感じていました。
楽しいことをしている時は、時間が過ぎるのがとても早く感じるのに、逆では遅く感じる。
これを心理学では『時間経過に対する注意』と呼ぶのだそう。
このことを知ってから私は、『ここに来ると、楽しくてあっという間に時間が過ぎると感じてもらえる店を作りたい』と思うようになりました。
例えば、店の天井や壁に、季節にあわせた雰囲気のプロジェクションマッピングが投影されていたら。どこか別の地域の、今の映像や音、例えば森の中や、海外の夜景をとらえた映像が流れていたら。きっと、お昼休憩の時間にリフレッシュしてもらえそうだな。旅行気分を楽しんでもらえるのも、きっと楽しいな。
スープを作りながら、いつも未来の店を妄想しています。
Soup Stock Tokyoを訪れてくださったお客さまが、時間を忘れて過ごせる店を作っていきます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年は東日本大震災から10年。そして長年、仙台のSoup Stock Tokyoを引っ張ってくれたS-PALⅡ店の閉店と節目の年となりました。
S-PALⅡ店は、日々たくさんのお客さまの笑顔と優しさにあふれた店でした。
『芸術家のレモンと鶏肉のスープ』が好きだった常連さま。母国に帰る前日にはさよならを伝えるために、店に来てくださいました。
『女川産さんまのつみれスープ』はスタッフのひとことから女川の復興支援を更に深く、また、女川町の皆さんとの結び付けを強いものにしてくれました。
そんな結びつきは、11年目の現在も、S-PAL仙台本館店にしっかりと引き継がれています。
今年は東北の食材を使ったスープの販売や産地の方々との出会いなど想いの詰まった宝物をもっともっと増やし、お客さまに振る舞っていきたいです。
冬は宮城県名取市で取れる新鮮なせりのスープを。三陸で取れた魚介のチャウダーもおいしそうだなぁ、など。考えれば考えるほど、たくさん浮かんできます!
宮城県のおいしいをもっとたくさん届けられるような、そんなことを企む1年にしていきたいと思います。
『記憶に残る店』
私は円山店を、そんな店にしたいです。
私は昔から食べることが大好きです。
幼い頃、家族旅行で訪れた那須にある山奥のイタリアンレストラン。オレンジの間接照明が素敵な店。そこで食べた茄子とトマトのパスタは子どもの私には少し辛くて。食べきれずお父さんに手伝ってもらったっけ。
私にとって食べることは、おいしい食事をとることだけでなく、そのとき過ごした空間や、人、時間のことです。今でも色濃く残る大切な記憶や思い出そのものです。
皆さまにとって、円山店がそうなれたら。ご家族と。恋人と。友人と。もちろんお1人でも。お客さまの大切なお食事のひとときを、精一杯お手伝いします。
「子どもが初めて自分でスプーンを使って食べたのがこの店だったっけ」
「ドキドキしながら、初めてのデートのお昼ごはんをここで食べたなぁ」
私にとっての思い出のレストランのように、いつの日か、この店がお客さまそれぞれの『記憶に残る店』になる日が訪れることを目指して。
『Soup Stock Tokyo@宇宙』
いままでと違う日常にも慣れてきたこのごろ。
自分にとっての【普通=normal】や【あたりまえ=usual】って何だろう…と考えていたら、それって、自分で【限界=limit】を決めてしまっている、ということなんじゃないか、という答えにたどりつきました。
どんなSoup Stock Tokyoにしていきたい?
妄想が大好きな私は、限界を取り払って考えてみました。
お客さまとスタッフがわくわくして笑顔になれたらいいなと考えていたら、ふと頭に『宇宙』が浮かんできました。
無重力で食べる『オマール海老のビスク』って、どんな感覚なんだろう。レシピは同じでいいのかな。どんな食材が入っているといいのだろう? 宇宙飛行士さんがSoup Stock Tokyoのスープで
ほっとしてくれたら、きっとうれしいな。
Soup Stock Tokyoのスープがある場所が、いつでもどこでも誰かの体温をあげる場所でありたい。
そんな未来を描きながら、 今年もわくわくドキドキする未来をお客さまといっしょに作っていきたいと思います。
私は昨年、虎ノ門ヒルズ店の店長になりました。
私自身、初めての店長。
最初はスタッフとお客さまとの会話を横で聞いていることしかできませんでしたが、徐々に店にも慣れ、常連の皆さまにも少しずつ顔を覚えていただきました。
また、お客さまとの会話に助けられ、肩の力がふっと抜けたことや、自信につながったことも沢山あリました。
あの時は、本当にありがとうございました。
虎ノ門ヒルズ店はオフィス立地ということもあり、仕事の休憩中にお友達と談笑しながらランチをしたり、仕事終わりにスープを召し上がりながら読書や動画鑑賞をしたりと、さまざまなお客さまがご来店されます。
しかし中には、お疲れ気味なのかな、と感じるお客さまもいらっしゃいます。
お客さまにおもてなしをする中で、私はいつしか、そんな皆さまの疲れを癒せる『話したくなる場所』を作りたいと思うようになりました。
どんな内容であれ、人と話をすることで、心が軽くなったり助けられたりした経験が、店長になったばかりの私にもあったからです。
皆さまが『話をしたい』と思い、ふらっと寄れる店を目指します。
ここ豊洲店がオープンしてから、1年半が経ちました。
実はオープン時、働くスタッフみんなが同じ思いでお客さまをお迎えできるよう、「どんな店にしたいか?」をテーマに、スタッフとある『物語』を作成しました。
オープン前、豊洲の町を歩いていると、お子さま連れの方が多かったので、主人公は、5歳の男の子に設定しました。
幼い頃、家族と来ていたSoup Stock Tokyoに、大人になるにつれて大切な友達やパートナーと来るようになって。商品ももちろんおいしいけれど、「ほっとする、居心地が良い特別な場所」になっていた。そんな物語です。
この物語を実現させるべく、私たちはこれまでの1年半、営業してまいりました。
これまで、たくさんのお客さまと出会うことができました。
来たらニコッとしてくれるお客さま。「今日のカレーは何?」とワクワクしながら来てくれるお客さま。オープン当初から来てくださっていた小さなお客さま。少し前まではベビーカーに乗ってきてくれていたけれど、最近はお母さんと手を繋ぎながら歩いている姿を見て、思わずほっこりしています。
厳しい時期ではありますが、そんな時期だからこそ、皆さまがほっとくつろげる空間を全力で用意していきます。
これを小さくちぎれ。
それからこれをかける。
これはお皿の淵に乗っけて。
最後にオイルをひとまわし。
これとこれを使って食べてみろ。
「Very nice. Yes? or No?」
インドで入った料理店のおじさんが私に教えてくれた食べ方。 食べ方を教えて!といったわけでもないのに、料理をもってきてそのまま、勝手に私の料理に手を加え始めました。
これはきっと、ガイドブックでは知れなかったであろうこと。その人に会えたからこそ知ることができたこと。こんな出会いがあるから、私は旅をすることが大好きです。
多くの飲食店では、決まって「いらっしゃいませ」、「?でよろしいですか?」と話すことが多いです。ですが私はより1歩踏み込んでお話をしたいなと思っています。なぜなら私はもっと、『出会える店』にしていきたいからです。
例えば足を踏み入れた瞬間、出来立ての『オマール海老のビスク』が出てくる。「え?」と驚くかもしれませんが、そのまま一口食べてみましょう。今まで知らなかった新しい世界を知ることができるはず。
「いらっしゃいませ。」ではなく「Hi!」と手を振って迎えるような。不思議な温かみに、なぜか自然と笑みがこぼれてしまうでしょう。
私がインドで出会った料理店のおじさんのように、お節介でフレンドリーにお客さまをお迎えしていきます。
心斎橋パルコ店が開店してから1年が経ち、多くのお客さまに支えていただいておりますが、昨年はさまざまな制約の中で営業を行っていたため模索する日々でした。
私が日々店長として意識しているのは、皆さまにとっての『くつろげる友人の家』のような店にすることです。
スタッフとは家族のように接し、家族一同で大切な友人を自宅にお招きする気持ちで、日々運営を行っています。
お客さまの中には、お仕事で忙しくされている方が多くいらっしゃいます。ご飯の時間にもかかわらず仕事のお電話をされている方、いつも急いで召し上がり、小走りで帰られる方。
せめてスープを召し上がっている間ぐらいは、ゆったりくつろげる時間を提供したいです。
そして、お食事のあとには、少しでも明るい気持ちで仕事へ向かってほしいです。ぜひお見送りをさせてください。おしゃべり好きのスタッフが集まっているので、少しでも隙があればお客さまとの会話を楽しんでしまいますが、どうかお付き合いいただけますとうれしいです。
1人でも多くのお客さまに温かな気持ちになってほしい。そして、ゆったりとくつろげる場所でありたい。これからもたくさんの温かい時間を積み重ねてまいります。
私は元々Soup Stock Tokyoのアルバイトスタッフでした。
一個人としてお客さまとお話をしているスタッフを見て、そんなスタッフがいる店づくりをしたいと心がけるようになりました。
店長となった今、『とことんあなたらしく、どんな人なのかがわかるような接客』を、店の目標として伝え続けています。
あなただからこその接客。同時に、お客さまへの『おもてなし』を大事にできる店を目指しています。
先日、店にメールが届きました。
あるスタッフが注文方法や商品のことを自分の言葉で丁寧に説明し、お子さまへのお水のカップにイラストを描いたことに心が温まった、という内容でした。これこそ、私がこの店で描きたいシーンそのものです。
私たちも、お客さまも、一人ひとりにそれぞれの個性があります。
「おばあちゃんの具合が悪くて。おすすめのスープありませんか?」
「この子、とうもろこしとさつま芋のスープが大好きなんですよ!」
お客さま一人ひとりの声を聞けたとき私は嬉しくなります。
そんな風にこの店を、居心地のいい場所にしていけたらと思います。
昨年の11月にオープンしてから、あっという間に約2か月が経ちました。
「Soup Stock Tokyoができるって聞いてから楽しみにしてたんです!」「近くにSoup Stock Tokyoがないからうれしい!」「今日食べたスープすっごくおいしかった!他のも気になるからまたすぐ来ますね!」
これらは、オープン初日にお客さまからいただいた言葉です。
私自身、新店のオープンを担当することは初めて。それに加えて、小さい限られた空間での出店。また、スタッフのほとんどが新人さんであるということなど、正直、不安も多くありました。
オープン初日からこのような温かい言葉をいただき、不安な気持ちが吹き飛び、うれしい気持ちでいっぱいになりました。
南町田グランベリーパーク内のSoup Stock Tokyoでは、施設内のさまざまな場所に『スープのある風景』を作りたいと思っています。
お客さまの記憶に残るよう、一人ひとりに寄り添い続けていきます。
「今日もキラキラ輝けましたか?」
店に立ったスタッフと私自身に、毎日問いかけている言葉です。
4年前、店に来てくれた私の親友が「働くみんながキラキラしてるね」と言ってくれたことがとてもうれしくて、それ以来『キラキラ輝こう』を店の目標に掲げています。
それぞれの良いところを発揮し、笑顔で楽しく生き生き働いてほしい、誠実に一生懸命働くことでやりがいや誇りを感じてほしい、という想いを『キラキラ輝こう』に込めています。
そして何よりお客さまと心が通うことで生まれる素敵なシーンの数々こそが、私たちをキラキラ輝かせてくれる原動力になっています。
おかげさまで店がオープンしてから10年経ちました。皆さまへの感謝とともに、さらに10年後の未来を想像すると、ワクワクする気持ちでいっぱいです。
二子玉川東急フードショー店にはさまざまなお客さまが来てくださり、スタッフは学生さんから主婦さんまで幅広く在籍しています。
これからもたくさんの出会いがあり、また会いたいと思う人が増えていき、私たちもお客さまもみんながキラキラ輝いている店でありたい。
そのために今年も10年先も「今日もキラキラ輝けましたか?」と問いかけていきたいと思います。
この文章はまだ見ぬお客さまの顔を想像しながら書いています。それは、年明けとともにこの店の店長になるためです。
店長になる経験が初めてのことなので、期待や不安など、さまざまな感情が入り混じっていますが、こんな経験は2度とできないことだと思うので、何事も楽しみながら挑戦していこうと心に決めています。
私が目指すのは『お客さまの願いをできるだけ叶えること』です。ご来店の際にはぜひ「これ、できる?」とぜひ聞いてください。ご要望を伺い、できるだけお客さまの痒いところに手が届くような提案をしたいと思っています。 (無理なこともあるので、その時はごめんなさい笑)
私だけじゃなく、この店のスタッフ全員、ゆくゆくはSoup Stock Tokyo全店がそうなるように、まずは西宮阪急店からスタートしていきたいと思っています。
関西初の『家で食べるスープストックトーキョー』であるこの店は、2022年の2月で10年目を迎えます。
10年目ですが、はじめまして。
1年後、お客さまとの心の距離が少しでも近くなっているように。
何年か後、あなたにとってかけがえない店になれるように。
何もかもが変わってしまったあの時から2年が過ぎようとしています。
私は、このような激しい変化の中で、日々の小さな楽しみや幸せを探し続けています。
友人と少し良いお酒を飲みながらオンラインで他愛ない話で盛り上がったり、実家にいた頃は少し良いお値段のお惣菜を買って帰り、家族で撮りためたドラマを観たりなど。
そんなお買い物は以前配属されていたデパ地下で仕事の帰りなどにしていました。
よく買っていたおつまみの専門店があるのですが、全ての商品が魅力的で当時は店員さんと話し込むこともありました。
私は食べること含め『食』に関しては目がないため、店員さんの豆知識や味の感想を聞くのが大好きです。
私もそんな店員さんになれたらといつもいつも思っています。
コロナ禍が落ち着いたらやりたいと思っていることがあります。
それは、冷凍スープを使ったスタッフお気に入りのアレンジを一緒に食べたり、お話したりして、『おいしい』をお客さまと共有できる、ワークショップのような場を作ることです。
大好きなお客さまたちを招待し、「この前の○○さんのアレンジ本当においしかった?」といった会話をしながら新しいSoup Stock Tokyoを発見できたらうれしいなと思っています。
このコロナ禍で、さまざまなことが1歩引いたような距離感を感じてしまう日々が続いています。
そんな日々の中で、お客さまとの会話を通じ、少しでも『心の距離』を縮めることの大切さを実感しています。
お客さまとの久々の再開は何よりも嬉しく、互いの近況報告に話が弾みます。
「最近見なかったけど元気だった?」「いつもいないから心配したよ」というお客さまの言葉がとてもありがたく、気持ちがぽっと温かくなります。
私は家族のようにお客さまと繋がりあえる店をつくりたいと思っています。他愛もないお話であふれる、やさしい雰囲気の店。
先日、お子さまの野菜嫌いで困っているというお母さまが、お子さまと一緒に店にいらっしゃいました。「スープなら野菜を食べられるかな……」
と話すお母さま。
私自身2人の子どもを育てた経験を交えてお話をしました。
「今まで野菜を食べなかったのにここのかぼちゃのスープはおいしそうに食べてくれたんです!」と、後日うれしそうにご来店くださった時には、とても温かい気持ちになりました。
スープを召し上がる際にふと思い出していただけるよう、心も体も温まる気持ちを、言葉にして伝えていきたいです。
私には、とても感謝している人がいます。
5年半慣れ親しんだ店から異動することが決まった時、一変してしまう生活や環境の違いが不安で戸惑っていました。
そんな私に、「どこへいっても、あなたなら大丈夫。いつも気持ちは『あいうえお』だよ」と背中を押してくれたのです。
最初は意味が分からず、どういう意味ですか?と尋ねた私。
「あ=あかるく、い=いきいきと、う=美しく、え=笑顔で、お=おもしろおかしく、だよ」と彼女。それを聞いた私は、肩の力がすっと抜けて、
難しく考えることはないんだな、と思うことができました。
それ以来、お客さまにこの店でよかったなと思っていただけるように正直な心で『あいうえお』の気持ちでいることの大切さをいつも心に留めながら働いています。
大阪にはいくつか店がありますが、私や阪急うめだ本店のスタッフだけではなく、どの店でも気持ちよく過ごしてもらえるような、そんな穏やかな場を作っていければと思っております。
2020年に続き、2021年も日常が変化し我慢が多かった日々。日常が少しずつでも戻っていけば良いなぁと願っています。
私は、両親から昔の話を聞くことが好きでした。
洗濯物は手で洗っていた事や、氷屋から氷を買って冷蔵庫に入れて冷やしていたこと、車なんてほとんど通っていなかった時代の話を聞くと、その日常が不思議で面白いなと思っていました。
私自身も子ども時代と比べると、テレビはその頃よりもずっと薄くなっているし、いわゆる『日常』は大きな進化を続けていると感じます。
私事ですが、昨年は初めて店長を任された年でした。責任と期待、そして店としての進化を任され、私が行っていることや、やりたいことは本当に合っているのかと悩む1年でした。
そんな毎日でしたが、お客さまの笑顔や仲間のサポートにとても助けられました。
また、日々お客さまや仲間からさまざまな声を聞く中で、1人よりもそれぞれの声で少しずつ変化や進化ができるのではと思えるようになりました。
Soup Stock Tokyoが日々進化し、ずっと面白く、ワクワクできて、かつ、笑顔でいられるような未来を作るために、これからも、皆さまや働いているスタッフの声を大切にしながら、全力を尽くして頑張ります。
私は昨年7月、そごう横浜店に着任し、新たな1歩を踏み出しました。
Soup Stock Tokyoに入社してから今年で10年目なのですが、新年を横浜で迎えるのは初めてで、とても新鮮な気持ちです。
家で食べるスープストックトーキョーでも、デパ地下で働くことも久しぶりでした。
その中で改めて感じたのは、ここは1日の中でたくさんの世代の方が日常と非日常にある『思い』をつないでいる場所だ、ということです。
毎日の食卓を彩る、日常のお手伝い。「ストックがなくなったから」と、月に数回お会いできるお客さまもいらっしゃいます。
また、贈り物という非日常の瞬間のお手伝いも、たくさん。
それぞれに違う思いが込められていることに日々気付かされます。
ご自宅でお食事をされている姿や、贈り物を受け取ってくださるときの姿は、残念ながら私たちには見られません。
ただ、「今日の夜ご飯に、どんなスープを合わせよう」や「コロナ禍でなかなか会えていない友達へのお祝いに」といった、思いをしっかりと受け取り、つないでいくことはできます。
きっとこの先も、デパ地下のSoup Stock Tokyoといえば『思い』をつなげてくれる場所だ、と感じていただける店でありたいです。
こんな時代だからこそ、会うことを大切にしたい。そんなことを、ふと思ったりします。
私は『生』の体験ができるコトやモノを心から愛しています。
たとえば舞台やライブ、おいしいご飯を食べること、旅行だってそう。
とにかく自ら経験して、ああ楽しかった、おいしかったと。手元には何も残らないけど心はいっぱいに満たされる、そんな時間が大好きです。
私は舞台を観に行くのが好きなのですが、観終わった後、なるべく必ず演者の方に「今日お会いできてよかったです」と伝えます。
そして、感想のお手紙にも、そう記します。
松坂屋名古屋店に赴任してまもなく1年。
スープ選びのお手伝いをしようと店に立っておりますが、「先日も来てくださった!」なんてことをこっそり思い、マスクの下で頬をゆるめる日は数え切れません。
胸元に掲げられた名札って、舞台における役名っぽいな、なんてことを思ったりもしています。
店に立っている私たちに、商品同様の興味を持ってもらえて「あなたの下の名前なんて言うの?」と聞いてもらえたら素敵だなぁ、なんて。
私にとって、店はとっておきの舞台。お客さまがいらして、私たちがいて。
日々の出会いはいつも新鮮で、ワクワクします。
今年もここで皆さまにお会いできること、心からの楽しみです。
私の母は、『お見送りの達人』です。
私の自宅の前は、曲がり角まで20mくらいの道が続きます。母はいつも決まって、その角を私が曲がりきり、姿が見えなくなるまで見送ってくれるのです。
たとえ天気が悪くても、ケンカをしていても、むすっとしながらでも、必ず私たち家族を見送ってくれます。
いってらっしゃい、気をつけて、応援してる、見守ってるよ。背中から、そんな声が聞こえるような気がするほどです。
私はいつも、角で振り向き、手を振ってから曲がります。それは私が小さい頃から変わらず、今もなお続いていて。私はそんな愛情を背中に貯めて毎朝店に向かいます。
だからでしょうか、私はこのお仕事の中で、『お見送り』を大切にしたいと思っています。
「ありがとうございます」にうれしさを最大限に乗せ、お客さまの背中に向かって一礼し、後ろ姿を見つめる。
きっと、私のように曲がり角で振り返るかもしれない。その時、笑顔がまだそこにあったら、私はうれしいから。
ご縁をいただけたこと、おいしいを共有できること、またお会いしたいという気持ち。前向きなお見送りをたくさん重ねて、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と言い合える関係をお客さまと築いていくことが、私の目標です。
青いランドセルのうしろ姿。「いってらっしゃい」と息子を送り出し、私は店へ。Soup Stock Tokyoで働き始めて9年目になりました。帰りが遅く、息子に寂しい思いをさせたこともあります。不安でチェーンをかけたまま寝てしまい、帰宅した私は家に入れず、鍵屋さんを呼んだことも(今となっては良い思い出…?)。
彼はいつも「お母さんなら大丈夫!」と励ましてくれます。店の異動が決まった私の目をまっすぐに見て、「お母さんがお世話になったんだからお礼しなきゃ」と、彼。自分のバイト代で店のみんなへお菓子を買ってくれました。「母がお世話になりました」と、挨拶をしに来てくれたね。
周りの人を気遣う心の広さに驚き、母の私が彼から大切なことを教えてもらいました。
私の背をとっくに超えた彼は、今春、高校を卒業し、新たな道を歩んでいきます。
あなたの応援があったから、私は頑張れましたよ。本当にありがとう。
時に、前に進むのが上手くいかなかったりしても、誰かの応援で頑張れることがあります。
今度は私が、周りの方をもっと応援しようと思っています。
言葉で応援、気持ちで応援。表現はさまざまでも、寄り添える心のある店を目指していきます。
私には、元気をもらえる場所があります。
作品やキャラクターはもちろんですが、作りこまれた世界観、キャストやゲスト、みんなが幸せで楽しんでいるあの空間が大好きです。
初めて会う人の誕生日を誰でも祝えたり、好きなものに夢中になれたり。
足を運べば、どんな時でも元気になれたり。
きっとこの店も、たくさんの方に愛され、毎回来るのが楽しみになるような、そんな場所であれたらいいなぁと思っています。
今日の夜ご飯を一緒に悩んだり、大切な方への贈り物選びのお手伝いをしたり。
冷製スープが大好きなご夫婦、カレーとパンをいつも買ってくださる奥さま、お母さんと一緒に来店するたびにどんどん成長している女の子、レトルトカレーが大好きなおばあさま、出張帰りにいつも沢山買ってくださるサラリーマンの方。
そんないつも来てくださる素敵な『誰か』のことを思い浮かべたスープやカレーを作ってみるのも、きっと素敵だろうなぁ、と思っています。
皆さまの日常や特別な瞬間に寄り添って、お客さま一人ひとりが「また来たい」「あの人と一緒に選びたい」と思えるような店を作っていきます。
私が考える二子玉川店の未来予想図は、温かみがあり、もれなくみんながホッと一息つける、いつも笑顔の絶えない店になることです。
2020年、2021年は新型コロナウイルスのため、
生活様式がガラッと変わってしまいました。コロナ禍になる以前は、会話をしながら食事をすることが当たり前でしたが、今はまだできません。
店頭でも、飛沫防止シートやマスクにより、目で相手に思いを伝えることしかできないのが現状。
目を通じて優しい表情が伝わることもありますが、やはりニコっと笑った顔を見ながら話したいと思う瞬間も、多くあります。
なぜなら、笑顔を見ることが私の元気の素だからです。このコロナ禍で疲れているときに、笑顔を見ると、自然と元気になります。
以前のような日常が戻り、楽しく会話をしながらお食事できる場を再びご提供でき、お客さまやスタッフがホッと一息つける店になる。
そんな明るい未来をこの二子玉川店で描いていきたいと思います。
私がこの自由が丘店で働きはじめてから、7年が経ちました。
試行錯誤を繰り返す日々ですが、私がここまで続けてこれたのは、一緒に働くスタッフがいるからだと思っています。
自由が丘店のスタッフはいつも前向きに物事を考えてくれます。
コロナ禍になり、店の運営の仕方も変化していっていたころ、「もっとこうしよう」「こんな風にやってみよう」と提案してくれることがとても多く、仲間がいたからこそできたことがたくさんあります。そんな仲間の姿にいつも元気をもらっていました。
今年はそんな自由が丘店の仲間たちと『お客さまの笑顔があふれる店』にしていきたいと思います。マスク越しでの会話はまだ続きそうですが、皆さまへのちょっとしたお声がけを増やし、お客さまとの笑顔のふれあいを増やしていきたいと思います。
今年も自由が丘店をよろしくお願いします。