Array東京都現代美術館

私の実家は豆腐屋さん。
「いつもおいしい豆腐をありがとう」と
お客さんが言ってくれるのを見て育ちました。

私は以前、フランス料理のレストランや、ホテルなどで働いていました。
私の実家は豆腐屋さんで、小学生の頃から朝早くから働いている祖父母の姿を見ていました。お手伝いするのが好きで、店に足を運んでくれるお客さまが「いつもおいしい豆腐をありがとう」と言ってくれるのを見て育ち、自然と料理の道に進みました。

料理の世界に入ってからは「自分が食べても満足できる料理を提供すること」を大切にしています。まだまだ下っぱだった頃、朝、夜と毎食まかないを作るのが、私の担当でした。ですが、なかなか当時の師匠からおいしいと言ってもらえず、口にしてもらえない日もありました。

「自分がおいしいと思わない料理はお客さまも満足できない。自分が満足できる料理を提供すること、当たり前のことだけれど、その当たり前が1番難しい」ということを、当時の師匠から学びました。
それからは、朝夜それぞれのまかないで体調の違いなどを意識し、味付けの強弱をつけるなど、自分なりにさまざまな工夫をしました。当時の上司から「師匠がおいしいと言っていたよ」と言われた、人参の端材とパイ生地の余りで作った「人参のミルフィーユ」は、今でも忘れません。

料理の道に進んで10年が経ちます。まだまだ成長段階ではありますが、これからも初心を忘れず、日々自分が作る料理で皆さまに満足していただけるよう、これからも磨きをかけていきます。

100本のスプーン

東京都現代美術館

料理長

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