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愛すべきお客さまや、上司、同僚に、
私なりのスタイルを認めてもらえた瞬間でした。

飲食の仕事に就いてから、今年で8年目になります。
前職の保育士を辞めてから、「人と食が好き」という感覚から何気なく始めたこの仕事。
ワインのボトルひとつも開けられなかった不器用な私は、人と話すことは得意でも、サービスにおいての自信は、まるでありませんでした。

そして料理人をはじめとしたスペシャリストの方々と出会う中で、尊敬すると共に、そうはなりきれない自分を思い知り、焦っていました。
それでも唯一やり続けられたことは、前職から得意としていた「人と向き合うこと」でした。

保育士時代の経験で得た、相手の言葉にならない思いを拾うこと。そして、寄り添う姿勢。
その時のシーンに合わせて、声や表情のトーンを変えること。私がこれまで得意としていたことが飲食のサービスと通ずる部分があると気づけた時、私らしいサービスとは何か、わかった気がしました。
それからは、仲間たちから「自由に素敵な接客をしてほしい」と言ってもらえるようになりました。愛すべきお客さまや、上司、同僚に、私なりのスタイルを認めてもらえた瞬間でした。

目の前のお客さまや、一緒に働くスタッフ、自分にも、それぞれの背景やスタイルがあること。
何者かになろうと思わなくていいこと。それを認めあうことの大切さを学べたのは、この仕事を通じて出会えた、とってもうれしい体験でした。
これからも、不器用なりに、愚直に、人と向き合い続けたいです。

二階のサンドイッチ

店長

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