
- 宿泊施設
ONDOホールディングス/温泉道場 COMORIVER(コモリバ)さま
- テーマは清流と薪火。地域の資源を活かし、非日常を体験できる空間を
- 冬のアウトドアサウナ顧客に刺さるこだわりの“サ飯”を求めて
- 「おいしそう」を超える感動を、最小限のパフォーマンスで
- 地域の温度をあげたい。ONDOホールディングスとSoup Stock Tokyoとの共通点
テーマは清流と薪火。地域の資源を活かし、非日常を体験できる空間を
COMORIVER支配人・水谷さま:当施設「COMORIVER」は、埼玉県ときがわ町にあります。
運営元はONDOホールディングスグループの温泉道場で、“地域を沸かそう”をテーマに、地域の温浴施設を引き継ぎ、リブランドやリニューアルで再生する事業を展開しています。ただ、系列の中でも温泉がないのは当施設だけです。
もともとここは町が管理する地域交流センターでしたが、閉鎖され遊休地となっていました。川沿いの素晴らしいロケーションでしたが、管理する人がいない状態でのバーベキュー利用者によるごみの放置や夜間の騒音などが問題になっていました。
そこで私たちが運営を引き受け、河川の維持管理も含め、2019年にグランピング施設としてスタートしました。
テーマは“清流と薪火”。
町の7割が森林で、木工の技術が発展したこの地域ならではの施設にしたいと考え、地元木材を使用した内装や、地元職人が手がけた調度品、そして薪のサウナを導入しています。
(地元職人が制作したダイニングテーブル)
開業当初はグランピング用のテントやキャビン、カフェを備えていましたが、コロナ禍でカフェを閉店し、ベーカリーに改装。
同時にアウトドアブームとサウナ人気の高まりを受け、アウトドアサウナを拡充しました。
運営5年目となる昨年には、施設のロゴを刷新し、リブランディングを行いました。
より高級感と非日常感を提供できる空間を目指しています。
冬のアウトドアサウナ顧客に刺さるこだわりの“サ飯”を求めて
温浴施設のサウナと、アウトドアサウナではお客さまのニーズが異なります。
特にアウトドアサウナのお客さまは、レジャーとして楽しむ方が多く、美しい空間やデザイン、素材のこだわり、健康、メンタルデトックスといった体験価値を求めていると感じます。
(本場エストニアでハンドメイドされたイグルーサウナ)
当施設では、清流のそばで焚火を囲んで過ごしたり、満天の星空の下でリラックスしたりと、ときがわ町ならではの楽しみ方を提案しています。
加えて近年、サウナ後の食事「サウナ飯=“サ飯”」が注目されていますが、私たちも提供する飲み物や食事にはこだわりたいと思っていました。
夏はやはり冷たいドリンクが定番です。
COEDOビールや、ときがわ町のクラフトビール「Teenage Brewing」、隣町毛呂山の柚子を使ったクラフトコーラなど、地元に根ざした商品を提供しています。
一方で、アウトドアサウナの特性上、冬は体を温める飲み物が求められます。
お茶や出汁も考えましたが、日本らしいイメージが強く、当施設の北欧の世界観とは異なりました。
併設のベーカリーとの相性も考え、スープを導入することにしました。
もともとSoup Stock Tokyoのスープは知っていましたが、法人向けの仕入れが可能と知り、「これはいい!」と思いました。
こだわりが伝えられ、非日常の中で楽しめるもの。
Soup Stock Tokyoのスープは、その世界観にぴったりでした。
素材にこだわり丁寧に作られ、パッケージデザインも洗練されている。これが導入の決め手となりました。
(施設ロビーで、できたてのパンとスープを購入できる)
「おいしそう」を超える感動を、最小限のパフォーマンスで
2024年11月に検討を始め、12月には提供を開始しました。
売り場も準備してもらえたので、私たちは納品を待つだけでスムーズに導入できました。
当施設は季節によって売上が変動するため、大量発注が難しい部分があります。
Soup Stock Tokyoは冷凍で保存期限が長く、ロスが少ない点もうれしいポイントでした。
また、宿泊のお食事もお客さまが部屋で調理するスタイルのため、ベーカリーの厨房で追加調理ができない状況でした。
その点、スープはお客さまご自身で電子レンジで温めるだけで提供できるので、オペレーション面でも理想的でした。
社内でも好評です。
本社や系列店ではすぐにSoup Stock Tokyoの導入が噂になり、業務を終えたスタッフが帰りに立ち寄り、自宅用に購入するほどです(笑)。
また、Soup Stock Tokyoのロゴやパッケージを見たときに、「おいしそう」「お腹が満たされそう」というだけでなく、“おしゃれさ”や“特別感”が伝わることがすばらしいですよね。
まさに、当施設の目指す方向と一致しています。
アウトドアサウナの後にこだわりのスープを楽しむ——。
冬サウナの定番”サ飯”はこれなのではないか、と確信しています。
地域の温度をあげたい。ONDOホールディングスとSoup Stock Tokyoとの共通点
熊谷の系列店でも取り扱っているのですが、熊谷の施設は「ボタニカル」をテーマに、ハーブ風呂や地元熊谷の野菜を提供しており、女性やファミリーのお客さまが多い。そういった方々の期待とSoup Stock Tokyoはマッチしていると思います。
COMORIVERでも、サウナと食の楽しみ方をさらに広げたいと考えています。
パンとの相性の良さから、カレーメニューも増やしたいですし、宿泊のお客さまのお食事にも取り入れていきたいです。
ONDOグループは、地域を沸かし、地域の温度をあげ、リーダーを育てていくことを目指しています。
温浴事業のほか、海のない埼玉で魚の養殖事業なども手がけています。だからこそ、「世の中の体温をあげる」というSoup Stock Tokyoの理念には共感する部分がありました。
当社は温浴から着想を得ていますが、スープも同じですよね。目指す先は一緒だと思っています。
私たちは人口1万人に満たないこのときがわ町から、丁寧なサービスで価値ある体験を提供し、雇用を創出し、人々の温度をあげる活動を続けていきます。