サステナビリティ
未来のおいしいを紡ぐための一杯
商品名に冠した宮崎県諸塚村とスープストックトーキョーとの出会いは、2012年。アトレ四谷店の壁やテーブルに諸塚村のどんぐり材を使用させていただいたことがきっかけです。そこから、さまざまな形でお付き合いを重ね、このたび諸塚村の食材をふんだんに使ったスープが出来上がりました。
諸塚村のしいたけの開発や広報を担当する〈ウッドピア諸塚〉 の黒木雄介さんは、 その魅力をこう語ります。
「諸塚ではしいたけ栽培に必要な原木をすべて村内で自給しています。 つまり、しいたけを木の段階から育てています。 木の養分を吸収・分解するしいたけは、 自然を循環させる生き物であり、 森の栄養を吸収した食べ物だとも言えます。 しいたけに宿った私たちの森のエネルギーで皆さんに元気になってもらえたら嬉しいです」
スープストックトーキョーのスープは、全国各地の生産者とのパートナーシップによって成り立っています。「10年後も“おいしい”を届けたい」という思いのもと、様々な生産者や取引先と日々お話をさせていただきながら、おいしい食材を継続的に生産し続けられる環境づくり、おいしいものを作り続けるための調理の工夫などについて考えています。
宮崎県諸塚村もまさに自然の恵みを未来につなげていくための循環型の取り組みを継続されており、その価値観に共感するとともに、私たちのスープを通じて、そういった取り組みを一人でも多くの方に知っていただくきっかけになればと思っています。
私たちも、“未来のおいしい”を紡いでいくために今やるべきこと、やれることについて日々皆様と一緒に考えながら、一つ一つ形にしていきたいと思います。