Soup Friends

Soup Friends Vol.07 / 南風食堂さん

今回は小岩里佳さんと三原寛子さんによる料理ユニット、南風食堂のお二方です。

──Soup Stock Tokyoを利用する頻度はどのくらいで、どのような時に利用することがありますか?

かなり利用しているほうだと思います。というか、けっこうファンです。急いでいても、ちゃんとしたご飯を食べたい時に。(小岩)
考えてみるとけっこう行ってます。ちょっとゆっくり自分の時間を持ちたいときかもしれないです。(三原)

──どこの店舗を利用されることが多いですか?また、そこを選ぶ理由を教えてください。

広尾店。以前、事務所が近かったのと、近くにあるナショナル麻布スーパーをよく利用するので。広尾に通っていた頃はかなり頻繁に通っていて、その時のスープは、ほぼ全種類食べていました。実はお店建設中から、「何ができるんですか?」って聞いたりして、soup stockと聞いた時は、かなり嬉しかったです。広尾でテイクアウトができるおいしいお店が少なかったので、オープン当初から通ってましたね。(小岩)
広尾店と目黒店。実家の近くと、今住んでいる家の近く。(三原)

──いちばんのお気に入りのスープを教えてください。

今は無いのかもしれないけど、いっとき、グリーンカレースープにすごくはまりました。本当に毎日食べていたかも!? 白ごま入りのご飯にも合うんです。野菜がゴロゴロ入っているし、辛さもちょうど良くて。また食べたい!一品です。あと、クラムチャウダーはミネストローネなどの定番スープも、はずれが無く、いろいろ迷った末に定番ものを選んだり。(小岩)
うわー。迷います。トマトストロガノフ食べたときにはこれだ!と思ったし、定番の東京ボルシチも、オマール海老のビスクも好きなので。一つには決められません。(三原)

──そのスープがなぜ好きなのか、スープにまつわる特別な思い出があれば教えてください。

夏の暑い時は、暑い気候の国の食べ物に限る、と思っているので、夏はタイ、ベトナム、沖縄などの料理を自然と選んでいるんですよね。グリーンカレースープは辛いけど、スープだから、ご飯が無くても飲めるんです。そこがすごいなーと飲みながらいつも思っていました。はまっていたのは、私だけでなく、三原も。三原のお母さんも!(小岩)
野菜と食べたいとか、がっつり濃いものを飲みたいとか、さっぱりだけど辛いものを飲みたいとか、いろんな気分があって、ひとつにはやっぱり決められないです。そのときの気分の数だけ、食べたいスープがあるのです。(三原)

──そもそも、Soup(スープ、汁物)についての想いはありますか?

子どもが生まれてからは特に、スープをつくったり、だしをとったりということをより大事に思うようになりました。おいしいスープがとれれば、おいしいおじやができますからね。(小岩)
スープを飲みたいときは、ちょっとだけ自分にやさしくしたいときのような気がします。なので、そのときの自分が飲みたいものを迷いに迷って、選びます。それがぴったりきたときの幸せったら!!(三原)

──最近食べたものの中で、友人に是非教えてあげたいほど美味しかったものは何ですか。

フレンチレストランで食べた、筍と鶏肉の炊き込みご飯。筍のスープで炊き込んでいるそうで、日本の炊き込みご飯とも違う、新しい味でした!(小岩)
毎日おいしいもののことを考えています。最近のヒットは、フィリピンの煮込みの「アドボ」。酸っぱ甘くて、うまい。何度もリピートしてつくっています。(三原)

──ご自分で料理をしますか?するとしたらいつも作る得意料理は何ですか?

料理します。最近、家族に喜ばれたのは、奄美大島の味噌を使った麻婆豆腐。テンメンジャンの代わりに、奄美のツブツブした甘い味噌を入れたのが良かったみたいです。(小岩)
毎日料理しています。冷蔵庫にある食材で、地味ながらもおいしい一品ができると嬉しいです。(三原)

──いつもの食事の決まった習慣はありますか?

1日に1回は必ずご飯を食べます。毎日、おにぎり作ってます。子どもがおにぎり好きなので。(小岩)
最近、ストウブの小さめの鍋を買ってから、食事ごとにご飯を炊くようになりました。炊き込みご飯を考えるのが楽しいです。(三原)

──美味しいものを求めて旅をするとしたら、どこへ行きたいですか?

日本でも、日本じゃなくても、山とか海とか自然に囲まれたところ。(小岩)
中南米に行ってみたいです。(三原)

──Soup Stock Tokyoの好きなところを教えてください。

いつ行っても、一定レベル以上のおいしいスープが飲めるところ。スープ以外のドリンクや白ごまご飯がおいしいところ。(小岩)
ほっとします。(三原)

──未来のSoup Stock Tokyoに求めていることを教えてください。

麺が好きなので、麺とスープの新しい組み合わせがあると嬉しいです。と、広尾店がオープンした時のアンケートにも書いたかも。(小岩)
変わらないでいることもすごく大変だと思うので、変わらないでいて欲しいです。(三原)

南風食堂/なんぷうしょくどう

小岩里佳と三原寛子による料理ユニット。味はもちろんのこと、食感、色、音、空間を含めたよりよい「食」の場のプロデュースを目指す。食に関する企画提案や編集物の制作、雑誌やWEBでの料理紹介などもおこなう。40種類のスープが紹介される絵本仕立ての「スープの本」(主婦と生活社)も出版。

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