2015/12/5(Sat)@東京・中目黒
年末年始はゲストを自宅に招いてパーティーを開くことも増える時期。12月のおいしい教室のテーマは「パーティーを楽しむ」。おもてなしは、どれだけ相手のことを想像して想いを巡らせたか、その結果であると私たちは考えています。誰かを思って準備した食卓は、必ずや相手に伝わることでしょう。
ゲストもホストも一緒にパーティーを楽しむための4つのポイントをご紹介します。
1.全部自分で作ろうとしないこと
手作りの料理をふるまうこともパーティーの醍醐味ですが、すべてのメニューを一から作るのは準備も調理も一日がかりになってしまうことも。買ってきたものを上手に使ってアレンジすれば、簡単におもてなしの一皿が完成します。
たとえば、Soup Stock Tokyo の冷凍スープを活用したウェルカムスープはいかがでしょうか。オマール海老のビスクをデミタスカップに注ぎ、ふんわりと泡立てたミルクをトッピングしてカプチーノ仕立てに。
2.食材選びや器選び・盛り付けも立派なおもてなし
ゲストの顔を思い浮かべながらメニューを考えたり、それに合わせて器を選ぶ。招く相手を想って選ぶこと、見立てることも十分なおもてなしです。おいしい旬の野菜や食材を取り寄せてみたり、ファーマーズマーケットに出かけて買い物をする時間も楽しいものです。新鮮な野菜であれば、切ってきれいに盛り付けるだけで立派なバーニャカウダができあがります。
「おいしいそうに盛り付けるポイントは、器の奥側に高さを出すこと」とフードプランナーの桑折。
「家で食べるスープストックトーキョー」で販売しているバーニャカウダソースなら、解凍してすぐに使えるのでおすすめ。
3. オーブン料理や煮込み料理を有効活用する
じっくりと時間をかけて素材のおいしさをひきだすオーブン料理や煮込み料理は、時間は少々かかりますが作る工程は簡単です。あらかじめ準備しておけばパーティーの最中に慌てることなく、ゲストと一緒に食事を楽しむ事が出来ます。この日に作ったのは、「塩豚と白インゲン豆の煮込み」。
煮込んでる間に、ちょっとしたおもてなしアイテムを作ることもできます。
ほんのひと工夫で、おもてなしの気持ちは伝わるものです。
4. 食卓を華やかに彩る
テーブルを一つのキャンバスだと思えば、テーブルクロスを選んでみたり、植物を添えてみたり、いろんな楽しみ方ができます。器や飾る植物の高さを意識してテーブルを彩ると一気に食卓に奥行が出て、パーティーらしさを演出できます。少し高さのあるフラワーベースにお気に入りのお花を生けるもよし、手ごろなグラスに草花をひと挿しするもよし。ゲストが到着したらキャンドルに火をともしてお出迎え。パーティーの空間に寄り添う心地よい音楽も準備しておきましょう。
彩り豊かな新鮮野菜を目の前に会話が弾みます。
デザートも簡単でおいしいメニューをチョイス。「りんごのSTAUB焼き アイスクリーム添え」
最後に、一番大切なことは、ホストも一緒に楽しむということ。パーティーがスタートしたら、一緒に食卓を囲み、ゲストとともに「おいしい時間」を共有することが何よりのおもてなしです。
photo by Akira Sato