2016/2/27(Sat)@東京・中目黒

「鍋」で身体を整える

Soup Stock Tokyoには身体をいたわることに着目して開発されたスープがいくつもあります。
身体を温める効果が期待できるもの、さまざまな栄養を一杯のスープで摂れるもの、代謝を上げる効果の高いもの、不足しがちな食物繊維を多く摂ることができるもの。

例えば、「生姜入り7種の野菜の和風スープ」

食物繊維の多い押し麦や、ミネラルが豊富な昆布、旨味を足す推し椎茸など、多種類の具材がもつ栄養が詰まった、滋味溢れるスープです。生姜は身体を温める効果も期待できます。

「八宝粥」

八宝とは8つのよい食材という意味。海老や干し貝柱、にんにく、枝豆、椎茸、生姜など8種類の具材がバランスよく入り、生米をだしで炊き上げるので米にも旨味がたっぷりと詰まったお粥です。 干し貝柱は、肝臓の解毒作用を高めるタウリン、免疫力を高める亜鉛を多く含んでいたり、枝豆はビタミンB1を豊富に含み新陳代謝を促し、疲労回復効果に有効です。


さて、寒さが一番厳しくなる2月のワークショップのテーマは、「【鍋】で身体を整える」。 アジアの寒い地方で食べられてきた「火鍋」や、食べ合わせの良い副菜を作りながら、寒い季節の身体の整え方について考えました。

冬の食卓の定番料理である【鍋】が、ひと工夫で「身体を整える」料理へと変身します。

代謝をあげる、スパイス、たんぱく質、野菜。

普段、家で作ることの多い鍋は、代謝をあげるのに最適な料理。鍋の中でも中国四川地方など、冬の寒さが厳しい地域で食べられてきた火鍋は、野菜やスパイスをふんだんに使った、身体をあたためてくれる料理です。

心身ともに整えてくれる「スパイス」

スパイスは、身体によいことばかり。今回火鍋に使った棗(ナツメ)は鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル分が豊富、クコの実はビタミンCやポリフェノールなど老化防止、美肌づくりにも嬉しい成分が詰まっています。他にも、カルダモン、山椒、唐辛子、クミンなどさまざまなスパイスを使い、心も身体も整えてくれる火鍋が完成。

たんぱく源となる肉類は、女性が喜ぶ「パクチー団子」

単調になりがちなお鍋も、一工夫でいつもと違った表情を見せてくれます。スパイスを加え、挽き肉で肉団子を作り、中にパクチーを加えると、見た目も風味もご馳走になります。

鍋のしめには、今回は雑炊ではなくワンタンの皮を選びました。旨味の染みた汁がワンタンとよくあうほか、あまった肉団子を包めば、最後までおいしく頂けます。

副菜は、白菜と柑橘のサラダ。~身体に良い食材の合わせ方~

白菜の芯に近い部分は甘いのでサラダに。外側の部分は鍋に。無駄なく使い切ります。

白菜のサラダに柑橘を併せたのには意味があります。火鍋は、手羽先で出汁をとっていますので、コラーゲンもたっぷり。コラーゲンは、ビタミンCと一緒に摂ると吸収がよくなるので、火鍋の“コラーゲン”と、サラダに和えた“柑橘”のビタミンCを一緒に食べることで、美容にもいいコラーゲンの吸収率がアップします。

スパイスの効いた身体の内側から温まる火鍋に、白菜のシャキッとした歯ごたえと柑橘のさわやかなサラダがとてもよくあいます。

出汁を取った手羽先も、香味ソースを作れば立派な一品に。

今回のお土産は「火鍋スパイスブレンド」。なかなか揃えにくいホールスパイスを詰めました。

Soup Stock Tokyoでは、今後も身体の声に耳を傾け、その声に沿ってレシピを考えながら心も身体も喜ぶスープを開発してまいります。

2016年3月の「おいしい教室~スープのじかん~」は、「素材を食べる」をテーマに平日夜に開催します。(3月16日(水)/23日(水)19:30~21:00)

さらに、特別編といたしまして「おいしい教室~自然のちから、発酵のちから~」を3月19日(土)に開催予定です。どうぞお楽しみに。


  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • mailmagazine

ワークショップのようすや、最新ワークショップ情報をイチ早くお届けします。